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高校英語は中学英語との違い!?品詞の意識と文型の重要性

英語

中学生から高校生になると、勉強もこれまでとは少し変わってきます。中学の時は苦手意識がなかった科目も高校に入ると苦手という人が増えてきます。

意外と多いのが、高校に入ると英語が苦手になったという人。中学の時は得意だったのに高校生になると分からなくなったという生徒がたくさんいます。では高校英語と中学英語は何が違うのか、どうすれば高校英語ができるようになるのか、まとめてみます。

高校英語と中学英語に違いはない!

まず、そもそも論ですが、高校英語と中学英語に違いはないです。どちらも同じ英語を扱っています。もちろん、中学では登場しなかった文法事項や単語は出てきます。ただ、中学時代も新たな単元に入れば新しい文法事項・単語を覚えていたはずです。その意味では違いはありません。

品詞を知らないと瀕死する

よく言われる言葉で「品詞を知らないと瀕死する」があります。品詞を知らないと英語ができなくなるという意味を込めたダジャレなわけですが、ただ品詞を知らないと高校英語が壊滅的になるのは間違いないです。

おそらく中学で英語が得意な人の中には、「とりあえず単語わかれば文章読めるし英語はいける」と思っている人もいるでしょう。それに関しては半分くらい正しいです。そもそも単語や熟語を知らないと文が読めるということは難しいです。英語力の半分は単語力で決まると言ってもいいでしょう。高校に入ってもこれは同じです。ただ、高校生が単語を覚える際にはもう少し注意すべき点も出てきます。今回は単語は本題からそれるので、ひとまずおいておきますが、単語が重要というのは間違いないです。

ただ、単語さえわかれば文が読めるということではないです。中学までの文章であれば単語・熟語がわかると読める文章が多かったとは思います。高校に入ると単語力だけで読めるのではなく、品詞の概念も入れておく必要があります。

逆に言えば、中学時代から品詞を意識していた人は高校になってもやることは同じです。その場合、高校英語になったからといって特に気にせず、今まで通りの勉強でも問題なくついていけるでしょう。

文型って想像以上に大事

高校に入ると、英語の文法で最初に出てくるのが文型です。大抵の参考書などでも最初に文型について登場します。英語で出てくる5文型をまとめておきます。

①SV SはVする 例:I run in the park every day.

②SVC SはCである・SはCとなる 例:I became a teacher. / I got angry.
(S=C)
③SVO SはOをVする 例:I will play tennis.
(S≠O)
④SVOO SはOにOをVする 例:I gave my sister a new bag.
(O≠O)
⑤SVOC SはOをCとVする 例:I called the dog Aochi.
(O=O)

ここで大事なのは文型は意味を決定するということです。

例えば以下の2つの文を見て見ましょう。

①I made you dinner.

②The news made you happy.

①の文は「私はあなたに夕食を作った」となります。”you”と”dinner”は別物なので、これは第4文型にあたります。この時の”make”は「作る」と訳しますね。

次に②の文は「その知らせはあなたを幸せにした」となります。”you”が”happy”な状態なので、こちらは第5文型です。この時の”make”は「する」と訳していますね。

同じ”make”でも訳し方の違いが出てきます。同じ単語でも違う意味を持つものはたくさんありますが、文型によって訳が異なるというのもあります。今回の”make”だと第4文型と第5文型で訳がことなりますね。このように文型がわかることで訳の違いが出てきます。

文型と品詞は連動している

さて、文型についてはこれで終わりではありません。先ほど文型をまとめましたが、ここで登場してきたS・V・O・Cについて、それぞれどんなものかも理解しておく必要があります。

S=主語、V=述語、O=目的語、C=補語という名前を知っている人は多くいるかと思いますが、これだけでは足りません。これらのS・V・O・Cを品詞で説明してみましょう。

S=名詞

V=動詞

O=名詞

C=名詞・形容詞

大事なことは品詞を意識して文型を把握することです。先ほどの例で言えば、

① I made you dinner.

② The news made you happy.

①が第4文型で、②が第5文型の理由も品詞を意識するとより判断しやすいと思います。①は”you”と”dinner”も名詞なのに対し、②は”you”は名詞ですが、”happy”は形容詞です。この時点で②は名詞・形容詞と続くのでOCだなと判断できますね。

M(修飾語)

さて、ここまではS・V・O・Cの説明でしたが、もう1つM(修飾語)というのもあります。

I run in the park every day.

この文章では”I”が主語、”run”が述語です。では残りの”in the park every day”は何でしょうか。これがM(修飾語)に当たります。正確には”in the park”と”every day”の2つが修飾語です。そもそも、英語はS・V・O・Cだけではありません。文が長くなるとその中に修飾語が含まれていることがほとんどです。文章後半にくる場所や時を表す言葉は大抵M(修飾語)となります。

特に大事な品詞は名詞・形容詞・副詞

さて、ここまで文型やS・V・O・C・Mの説明をしてきましたが、今度はその逆を行います。品詞をS・V・O・C・Mという形で説明します。

名詞とは
①Sになる
②Oになる
③Cになる
④前置詞のOになる

形容詞とは
①Cになる
Mになる(名詞を修飾する)

副詞とは
Mになる(名詞以外を修飾する)

上記で名詞・形容詞・副詞の違いを意識しておきましょう。名詞の④で前置詞のOになると書いていますが、わかりにくい場合は前置詞の後には名詞がくると思っても大丈夫です。

“in the park”の例を考えてみましょう。”in”という前置詞の後に”the park”という名詞がきていますね。この”the park”を前置詞の目的語と言いますが、ひとまず前置詞があれば、名詞までで1つのかたまりと思ってもらえばOKです。

また、M(修飾語)も名詞を修飾する形容詞と、名詞以外を修飾する副詞に分かれます。

① Many children in the park were playing soccer.

② At the station, I met him.

①だと”in the park”が”many children”を修飾して「公園にいる多くの子どもたち」となります。なので”in the park”は形容詞の扱いです。
一方、②だと”At the station”は文全体を修飾し、「駅で私は彼に会いました」となります。そのため、”At the station”は副詞扱いとなります。

細かくなりましたが、品詞の中でも名詞・形容詞・副詞は特に重要な3品詞であるので、しっかり区別しましょう。

カタマリを意識しよう!

ここまで品詞と文型を見てきましたが、もう1つ大事なことがあります。それは文の中で意味のカタマリを理解することです。文が訳せない人はこのカタマリで意味を捉えるという作業ができていません。

簡単な例を見てみましょう。

I gave my sister a new bag.

ここに7つの単語がありますが、これを意味のカタマリで分けると、こうなります。

I / gave / my sister / a new bag.

“my sister”が「私の妹(姉)」、”a new bag”が「(1つの)新しいカバン」ですね。これらは複数の単語から成り立っていますが、意味的に1つのカタマリとなります。

カタマリで名詞・形容詞・副詞のどれに当たるか意識しよう!

そしてカタマリが見つかったらそれがどの品詞に当たるか意識しましょう。そこで大事になるのが先ほどの名詞・形容詞・副詞の考えです。

英語はカタマリとして名詞・形容詞・副詞のどれかになることがほとんどです。複数の単語であっても働きは名詞・形容詞・副詞の中から判断しく。これが大事ですね。

先ほどの”my sister”も分ければ、”my(所有格代名詞)”と”sister(名詞)”ですが、これら2つでカタマリで名詞。”a new bag”は”a(冠詞)”と”new(形容詞)”と”bag(名詞)”ですがカタマリで名詞と理解できればOKです。

修飾語の際に説明した”Many children in the park”の”in the park”もカタマリで形容詞だなと判断する。

大事なのはカタマリとして名詞・形容詞・副詞のどれになるのかを判断しましょう。そのためにはカタマリで捉えること、それと名詞・形容詞・副詞の役割の違いを理解しておくことが大事ですね。

ちなみに正確に言えば、上記のカタマリの部分(複数単語で名詞や形容詞の働きを持つもの)は名詞句や形容詞句という名称ですが、あまり気にしなくても大丈夫です。

まとめ

というわけで、今回は文型と品詞についてまとめてみました。よくわからない文を見たときに、品詞と文型から説明できるようになると、今まで曖昧だった文が、構造的に見えてきて、理解しやすくなります。まずは品詞・文型から説明するというのを意識しておきましょう。

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