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「めんどくさい」と「難しい」は別!勉強は基礎・基本を大事にしよう!

中学生向け

生徒に問題を解かせていると、「難しい」と言ってくることがあります。

もちろん中には難しい問題もあります。ただ、実際に見てみると、そこまで難しいとは思えない問題まで「難しい」と言うのです。でも実際にはめんどくさい問題ではあっても難しくはないことが多いです。

今回はこの話題とともに、勉強に大事なことを今一度まとめてみます

勉強ができない生徒は「難しい」を安易に多用する

勉強ができる生徒とできない生徒には多くの違いがあります。その中で感じるのが、勉強ができない生徒ほど「難しい」という言葉を安易に使ってくるということです。「勉強が苦手なら難しい問題が多いのは仕方ないのではないか?」と思う方もいるでしょう。確かに苦手ゆえに簡単には解けない問題が多いのは事実だと思います。問題なのは、「難しい」という言葉に逃げているという点です。

勉強ができる生徒にだって「難しい」問題は登場します。でもできる生徒は、「難しい」からあきらめるわけでなく、なんとかその問題に食らいつこうとします。もちろん中には解けない問題も出てくるでしょう。でも、ここまでは自分の力で考えたという過程を残してくれます。なので、教える側としても、ここまでは理解できている、あるいはこういう考え方で解こうとしたんだなというのがわかり、何ができていないのか、教える部分が明確になります。

一方で、すぐに「難しい」という生徒は、問題を見たときにあきらめてしまいがちです。答えまでは辿りつけなくても、ここまでは今まで習ったことでできるだろうというところまですらいきません。

問題を考えていくためのアプローチ

生徒にとって、問題を考えるアプローチとして大きく以下の4つがあります。

アプローチ

①習ったことがある問題だが、解けない(忘れてしまう)
②習ったことがある問題で、実際に解ける
③今まで習ったことはない問題で、解けない。
④今まで習ったことはない問題だが、習った内容を利用して解ける

すぐに「難しい」という生徒は④に進めない

上記のアプローチの中で、大事なのが④です。勉強が苦手という生徒は、この④今まで習ったことはない問題だが、習った内容を利用して解けるという段階にたどりつかないことが多いです。どうしても③までとなり、自分が知っている問題はできるが、見たことがない問題は解けないとなってしまいます。

この④に進めない原因の一つが「難しい」です。自分の心の中で、この問題は見たことがないからできない、見たことない難しい問題と決めつけてやらなくていい問題と思い込んでしまうのです。

本来なら習った範囲の内容で解けるにもかかわらず、難しいと決めて解こうとしない。「難しい」という言葉を言い訳にして、チャレンジしないメンタルを作り出してしまっているのです。

こうなると、この先の成績の伸びがなくなります。やった問題はできるが、見たことない問題はできない。見たことない問題は、新しく解法を覚える。この結果、どんどん解法を覚えていかなければいけない状態を作り出していきます。当然、問題はどんどん増えていくわけで、どこかで頭打ちがきます。

そこから先の伸びを作るには見たことはないけど、これまで習ったことを使って解けるという状態を作り上げないと、どんどん勉強が丸暗記になっていってしまい、苦しくなるだけです。

そのためには「難しい」と逃げることなく、今まで習ったことは使えないか、全部はわからなくても途中まではなんとかなるのではないかと考えていくことが大事です。

「めんどくさい」と「難しい」の違い

もう一つ大事なことが、「めんどくさい」と「難しい」を混同しないことです。難しいという生徒の中にはもう習ったことを使っていけば解けるのに、めんどくさい問題を「難しい」と言ってくる生徒がいます。確かに簡単に解けるわけではない問題はあります。でも、特殊な考え方をしているわけでもなく、普通に考えれば多少時間はかかっても解ける問題を「難しい」と言ってくるのです。

「めんどくさい」問題は確実にあります。分数や指数を含む計算・複雑な図形の表面積など計算が大変だなと感じます。でも、それが難しいかと言われれば、別です。計算が大変だし、時間もかかるとは思いますが、やっていることは難しいわけではないです。今まで習ったことを一つずつ正確にこなしていけば答えまで辿りつきます。

この類の問題を「難しい」と言い出すのはNGです。やっていることは面倒で大変。でも難しい考えは一切使いません。であるなら、その問題は「難しい」問題とは異なると正しく評価するのが大事です。

実は難しい問題は少ない?

そうなると別のことが思い浮かびます。実は世の中には難しい問題はそう多くはないのではないかということです。少なくとも中学生が出くわす問題で「難しい」問題というのはほとんどないです。生徒が「難しい」と言っている問題も基本的な知識を用いているだけで、考え方はオーソドックスな問題がほとんどです。

中には、計算が時間がかかるめんどくさい問題も登場します。何度も言いますが、めんどくさい問題は誰がやっても面倒です。でも一つずつ計算していけば答えられます。

基礎・基本=簡単ではない

難しい問題は多くないなら、最も重要なことは何でしょうか。それは基礎・基本を大事にすることです。ただ、基本という言葉は生徒には「簡単な問題」と捉えられがちです。基礎・基本はどんな問題を解くときにも使える土台のようなものです。全ての問題を解く際のベースとして持っておく知識。これが基礎・基本です。そのため、多少複雑な数値が使われていても、基礎・基本の問題となります。

基本をしっかりと学んでおくことで、様々な問題に応用ができます。見たことがない問題でも、あの知識を使えばできると考えられます。このように、基本をベースにして問題に取り組むことで「難しい」と言う機会が減っていくのです。

問題ごとに解法を覚えるのでなく、ベースの基本を身につけよう

ここまでの内容をまとめると下記のイメージとなります。

やって欲しくないのが解放を問題ごとに覚えていく形です。

よくない例

上記のようになると、問題ごとに覚えていく内容が増えます。また、問題のつながりも見えてこないので、学年が上がれば上がるほど大変になっていきます。

そうではなく、ベースとなる基礎基本をしっかり理解して問題を解くのが大事です。下記が良い考え方のイメージです。

良い例

ベースとなる基礎・基本を身につけて、それをもとに問題を考えていきます。こうすることで、見たことがない問題が出てきても、まずは基本を思い出そうという考え方で問題を解いていけるようになります。

基礎・基本を大事にする考え方を早いうちに身につけよう

生徒の中には、問題ごとに解法を覚えていくのが良いと勘違いしている生徒もいます。最初のうちはそれでも解けるので生徒からすると成績が上がり、このやり方で良いんだと思ってしまいがちです。でもどこかで無理が生じます。その時点で切り替えできればいいですが、それでも同じ解法丸暗記を続けようとする生徒もいます。

そうならないためにも早めに基礎・基本をしっかり身につけて、基礎・基本から問題を解く考え方を身につけていきたいです。自然とできる生徒もいますし、こちらから矯正しないとできない生徒もいます。何れにしても、どこかでしわ寄せがくるので、基本を大事にする考えを早めに身につけていきましょう。

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