「やる気がない」を勉強しない言い訳にしてはいけない

中学生向け

生徒に話を聞くと、「やる気が起こりません」と言われることや、「やる気出す方法って何ですか」などの質問を受けることがあります。勉強におけるやる気が出ないという生徒は意外に多いです。今回は勉強する際の「やる気」について考えてみたいと思います。

勉強に「やる気」は要らない

いきなり結論ですが、勉強する際にやる気はいりません。少なくとも、生徒が口にする「やる気」なんてものは実は空想上の存在しないものだと思っています。

勉強が苦手、成績が良くない生徒に話を聞くと、「勉強する気はあるんだけど・・・」という言葉を聞きます。いわゆる「やる気はある」という状態です。でも実際に勉強している生徒に「やる気あるね」と話しても「いや別にそうでも」くらいの反応が返ってきます。また、中にはしっかり勉強している生徒なのに「あー、今日はやる気ないわぁ」と話す生徒もいます。

個人的にも生徒を見ていても、勉強に「やる気」は不要と思っています。というか、実際に勉強している人は自分がやる気があるから勉強しているという感覚がないです。勉強をしている生徒は、「自分は勉強に対してやる気があるかどうかわからんけど、いつも通り勉強はしてます」という感覚でしょう。

「やる気が起こらない」はただの言い訳である

ここで最も重要な問題は、勉強をしない理由に「やる気」がないという言葉を使ってしまっている点です。勉強をしない言い訳として「やる気」という言葉を使っているわけです。本音をいえば「勉強したくない」「遊びたい」でしょう。ただ、そのように直接的に言うと怒られるので、「やる気がない」と言っているのです。要するにとにかく勉強したくないという感情がやる気が起こらないの正体だと思います。

ところが、「やる気が起こらない」と言えば、ただ勉強したくないのではなく別の理由があるから勉強していないのだと主張できるような感覚になるのでしょう。勉強しないのは自分のせいではない、やる気を引き出してくれない周りに問題があるんだという主張にもなりそうです。

勉強は本人が主体的に行うものである

塾に来る生徒でも「やる気」が起こらないのは自分のせいではないと考えてしまう生徒は多いです。「先生の教え方が悪い」とか「やる気になるような指導をしていない」と考えている生徒もいます。もちろん、先生や指導方法に問題がある場合もあるので、その場合は先生側が改善をしていかないといけないです。ただ、大事なことは勉強はあくまで自分がやるものです。塾で教える先生はあくまでその補助をしているだけです。そのことを自覚しておかないといくら塾にきても成績は上がらないですし、ただお金を垂れ流しにしているだけになってしまいます。逆に自分が主体的に勉強をすると言う姿勢を見せてくれれば、やる気はどうでもいいです。

一般的にいえば、主体的に勉強してくれればその子にはやる気があると判断されるでしょう。つまり、やる気があるかどうかは、その子自身が判断するのではなく、客観的に判断されるものなのです。だから、本人はやる気はないと感じていても、周りから見ればしっかり勉強しているなと言う子も出てきます。

「やる気はあるんだけど・・・」もただの言い訳である

生徒によっては、勉強しないときに「やる気はあるんだけど・・・」と言う生徒もいます。これも「やる気が起こらない」と同様、やはりただの言い訳にすぎません。そもそもその子にやる気があるかどうかは、本人が判断するものではないでなく、客観的に判断されるものです。本人がどう感じるかはさておき、周囲から見てその子がしっかり勉強していれば「この子はやる気があるんだな」と思われます。逆に、本人がいくらやる気はあると主張しても、実際にやっていないなら全く意味がないです。生徒がいう「やる気」は言い訳の時に出てくる言葉です。本人のやる気は言葉ではなく態度で表すものでしょう

・やる気がないはただの言い訳である!
・勉強は自分でやるもの!

・やる気は言葉ではなく態度で示すものである!

「勉強する」を習慣化しよう!

では勉強を継続的にしていくには何が大事でしょうか。大事なことは勉強を習慣化することです。毎日勉強を続けている生徒は、勉強が日々のルーティーンの一環になっているので勉強しているという感じでしょう。これが勉強が習慣化されている状態です。

例えば日々の生活を考えてみましょう。みなさんは歯磨きするのに「今日は歯磨きするぞ!」とやる気を持って歯磨きすることがあるでしょうか。お風呂に入るのに「やる気」を持って入るでしょうか。おそらくないと思います。これらは毎日の習慣の中に取り込まれてしまっているので、やる気とか関係なく行っているはずです。習慣化されたものには「やる気」などというものは関係なくなるのです。

最初の「やる気」の話に戻りますが、こちらからみれば十分やる気あるように見えるのに、本人が「あー、今日はやる気ないわぁ」と言う生徒もいます。本人からすれば自分の気持ち的には「やる気がない」のは事実なのかもしれません。ただ、勉強が習慣化されて、毎日やるものになっているのでやる気云々ではなく勉強をしているのでしょう。ルーティーン化されているので、たとえ本人にやる気があろうがなかろうが勉強をしているというわけです。

ちなみにですが、大人になると嫌でも仕事をすることになります。毎日やる気に満ち溢れて仕事をする人がどれほどいるでしょうか。実際には「やる気はないけどしゃあない仕事するか」という大人が多数です。やる気はないけど日々仕事でやることはあるし、やらなきゃいけないこともある、という人がほとんどです。勉強をする際にも、「やる気」というワードで勉強から逃げて誤魔化すのはやめましょう。やる気はあろうとなかろうと、やらなければいけないものは日々やっていく必要があるのです。

やる気という言葉に騙されないように

「やる気」という言葉はマジックワードになっています。それを言えば勉強をしない理由になるかのように使われています。でも「やる気」とあるように、それはあくまで気持ちの問題です。本人がやる気があろうがなかろうが必要なことはやらなければいけません。また、いくら本人が「やる気はある」と言っても実際にやっていなければ意味はありません。「やる気」は、思わず口にしてしまう言葉ですが、言葉ではなく、態度・姿勢で実際に見せていくようにしましょう。

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